春になり、教室の扉を開けてピアノを始めたお友達が数名。新しい出会いに感謝するとともに、この子たちの芽をしっかり育てていかなければと身が引き締まる想いです。今日は4歳のRちゃんの2回目のレッスンでした。回数を重ねる毎に笑顔がこぼれ、ずいぶんと慣れ親しんでくれた様子。
導入期のレッスンはとにかく色んな下準備の期間。「楽譜を読んで弾き始める」というところがスタート地点のように思われがちですが、その為の下準備が大切です。
まず鍵盤の仕組みや右手左手、指番号の理解。瞬時に反応するのは小さいお子様には難しいものだったりするので、カードを使ったり音楽に合わせて体得したり、ゲーム感覚で楽しく取り組んでいます。
ここから音列の配置、リズム、鍵盤の位置関係などを項目ごとに組み込んでいくという形。
レッスンは盛りだくさんで本当にあっという間!私たち自身連絡ノートに記入する時間も惜しいくらい頭の中では5分、10分先のことを考えながらレッスンをしています。(笑)
レッスンの終盤では童謡などの歌を一緒に歌います。Rちゃん、チューリップの前奏を弾き始めた途端、胸の前で可愛らしいチューリップを両手で作って、風になびかれる様に身体を横にゆらしながら最後までニコニコ笑顔で歌ってくれました。情感を込めて歌えるなんて素晴らしいことです。これからの成長が楽しみです。
写真は最近仲間入りしたグッズ。海遊館のお土産です。柔らかい音を出したい時にこれを優しく包み込むように撫でると一気に音色が変わったりします。
特に小さな生徒さんは理論ではなく感覚に訴える!